「またやってしまった」
あなたにはこんな経験がどれくらいありますか？
私にはたくさんあります。この繰り返しで、どれだけの時間を無駄にしてきたのでしょう。
衝動性ほど自分の未来を狂わすものはない
私が考える、もっとも向き合うべき自分の性
それは「衝動性」です。
あなたにもこんな経験がありませんか？
・イライラして罪のない人に八つ当たりをしてしまった
・不安から、大事な人を試し傷つけた
・劣等感からつい嘘をついてしまった
・雰囲気に流され陰口を言ってしまった
・お腹が空いていないのに、不健康な食べ物をやけ食い
・欲しくもないのに、コンビニやネットで衝動買い
・現実逃避のギャンブル
なぜ思いに反した行動をとってしまうのでしょうか。
本当は人に親切でありたいし、誰も傷つけたくない。
正直でありたい。
目的に向けて努力を重ねたい。
良心に忠実に生きたい。
なぜそれがこんなにも難しいのだろう。
いつだって上手くいかない。
なぜ、、、
それは、
邪魔してくる奴がいるからです。
いつも私を狂わす奴がいるからです。
それは決まって現れます。
苦手な人と一緒にいる時に、投げやりな態度となって現れます。
劣等感に苛まれた時に、見栄や虚言となって自分の言葉に。
終わりが見えない時に、現実逃避となって。
行動できない時に、「開き直り」という”姿”で
いつも私の中にやってくるのです。
そして習慣的に現れます。
つい惰性でダラダラしたり、必要のない飲み食い、無駄遣い。
「自己放棄」という姿で。
いつもいつも私を狂わすのは
私の中の衝動性です。
私たちは、生活の中で何度も問われています。
「本当にそれでいいの？」
だけど、
その問いを無視して、あるいは気づかずに
矛盾する行動をとってしまう。
その行動すらも正当化してしまい、
忘れていないでしょうか。
自分の人生に多大な影響を与える「衝動性」と向き合うことを。
私は何度も後悔しています。
本当は「もっとこう在りたい」という自己像を持っているんです。
そして、いつも悩んでいます。思い通りにいかない自分について。
何度も言いますが、人にとってもっとも向き合うべき自己は、衝動性です。
衝動性に向き合うということは、
流れに任せず根拠を持って行動するということです。
それは自分のとった行動や結果に納得ができることにつながります。
後で振り返った時に、納得できない行動って結構ありませんか？
「なんであんなことをしてしまったのだろう」って。
糖質制限しているのに、まあいっかってお菓子を口に運んでいる時も。
やらなきゃいけないことがあるのに、ネットサーフィンに手が動いている時も。
結局は何も考えていないのです。
感情に流されているのです。
そんな時に必要な力こそ
セルフコントロール力です。
すなわち、内面対話力 です。
衝動性に囚われた時に
熟考する力です。
イライラした感情を相手にぶつけてしまいそうな時に、
相手は何を思うかな
状況はどう変わるかな
自分はどう変化するかな
別の方法でイライラ解消できないか
感情をぶつけなかったらどうなるかな
そもそもなんでイライラしているの？
実際に起こっていることと、想像で解釈していることは？
こんなことを立ち止まって考える力です。
ちなみに、直感に従い行動したり、思考より感情を優先することの方が大切なこともあります。
それは、潜在意識があなたにGoを出している時です。
でも、潜在意識からのサインは、セルフコントロールができているからこそ効果的になります。
セルフコントロール力があるからこそ、
無意識の力も研ぎ澄まされ、
直感や感情に確信が持てるのです。
普段は食事制限に励んでいる人が
目標到達のご褒美に食べる苺のケーキのように
忍耐の前提によって結果の価値は変わります。
話を戻しますが、
「少し立ち止まって考える」これってすごく難しいです。
心が平穏な時は、誰もが考え自分に向き合っているでしょう。
けれど、実際感情が高ぶっている時の内面対話は簡単ではありません。
不穏な時にこそ衝動性が襲ってきます。
限界だからこそ衝動性に勝てず
「またやってしまった」
と手遅れになるのです。
ですが、まずはできなくていいと思います。
イヤな感情が湧き上がった時、それは思考を深める好機です。
自分の中の衝動性に気づき、在りたい自分に近づくチャンスです。
「止まるべき時なんだ」と気づければいいのです。
衝動性と向き合うと、
感情に支配されず、先を見通した行動を選択することができるようになります。
ただ、
この「衝動性」に気づくことがなければ、
セルフコントロール力を高めることはできません。
このブログを読んでくれたあなたは、
次に自分の思いに反する行動をとりそうになった時に、自分の衝動性に気付けるはずです。
または、その時に気づけなくても、後になって振り返ることができるはずです。
「何故あんなことをしてしまったのだろう」と
行動の理由を分からないままにしていること、
それが良くない行動を繰り返す原因になります。
衝動性と向き合うことは簡単ではありません。
だけど、私は何度も何度も向き合って生きていきます。
衝動性と向き合える機会だけ、人生の好機となるからです。
自分に還り、自分の行動や人生に根拠と責任を持って生きられるようになると信じています。
